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29th May 2003 12:17 AM |
Ayumi interviews and features in avex beatfreak magazine
A Song for XX, beatbreak Volume 132 - January 1999
Quote:
'98年4月8日「poker face」でデビュー。以降2ヵ月ごとにシングルを発表し、アーティストとして急成長をとげている浜崎あゆ みが、'99年1月1日にファースト・アルバム『A Song for ΧΧ』をリリース。このアルバムには、彼女が今まで感じてきた不安や疑問、思い、そしてこれからの未来に対 する願いが記されている。
アルバムのタイトル『A Song for ΧΧ(エイ・ソング・フォーΧΧ)』の意味から聞かせてもらえますか?
浜崎あゆみ(以下Aと省略):『A Song for ΧΧ』のAはAyuのAとAlbumのAです。ΧΧは聴いてくれた人が、自分の好きなモノ や好きな人の名前、数字なんかをイメージしてくれればいいです。Ayuの中にもΧΧに当てはまる答えは 1つだけありますよ。でも、それを文字にしちゃうと、聴く人にとって、すごくイメージを限定してしまうから 、だから、みんな自分の姿を投影しやすいようにΧΧにしたんです。
レコーディングはいつごろからしていたの?
A:9月の頭ごろからですね。
でも、そのころって、シングルの制作なんかがあったりして、忙しかったんじゃない?
A:そうですね。アルバムまでに「For My Dear...」と「Depend on you」のシングル2枚をリリースすることが決まっていたから、それと並行しながら制作してました。
それだけの過密スケジュールにも関わらず、全16曲、トータル約70分もの作品をつくってしまうのはスゴイ よね。
A:「For My Dear...」を歌番組で歌って、アルバムのレコーディングでまた歌って、「Depend on you」でまたまた歌って。歌って歌って歌っての毎日でした(笑)。だからちょっと声がかすれてる曲もある んです。
ヴォーカルも大変だったと思うけど、全曲作詞をするのはもっと大変だったんじゃない?
A: 書きたいことがいっぱいあったんでしょうね(笑)。
アルバムには、シングルを数多く制作している星野靖彦さんをはじめ、m.c.A・TやDA PUMPのプロデューサー、富樫明生さん、Every Little Thingの五十嵐充さんなど多彩な作家陣が参加してますよね。
A: 五十嵐さんも富樫さんもはじめまして。よろしくお願いしますって感じではなくて、昔から知っている人た ちだったから、やりやすかったです。でも、2人とも確固としたイメージがあるから、彼らに負けないような詞 を書かなきゃっていうプレッシャーもありました。だから、あえてもらったDAT(音)を聴かなかった。聴い ちゃうと、きっとイメージが固まってしまうし。もともと詞を書く前にはすっごく曲を聴く人なんですけど、五 十嵐さんと富樫さんの曲に関してはそれをせずに、メロディーとかを大体覚えて、あとはレコーディングまで聴 かずに詞を書いたんです。
デビュー前にインタビューしたときと比べて、今は、自信に満ちあふれてる印象を受けるんですよ。なんかこう 、キリッとしたというか(笑)。きっと、この1年の成長や変化が、表情やしぐさはもちろん、詞や歌にも でているんじゃないかと思うんですけど。
A: そうですね。変わったと思います。1年前は、周りの人を信用してなかったですから。人と話すことがすごく苦 手で、壁をつくって距離を置いてました。でも、今はAyuはあなたのことを信じてます。だから、あな たも信じてくださいっていうんじゃなくて、頼ったり頼られたり、そういう信頼できる人が自分の周りに何人 かできたし、あなたに裏切られたら、もうしょうがないですって言えるくらいの人もできた。きっと、その 人たちがAyuを変えたんだと思います。
それにしても、2ヵ月ごとにシングル、そしてその後アルバムというのは、すごいハイペースです よね。
A: この世界に飛び込んできて、2ヵ月に1枚シングルをリリースして、アルバムつくって。走って走って走って、 ときには引きずられながらって感じでした(笑)。でも、それをやってこれたのは、その信頼できる人たちがい て、支えてくれたおかげだと思ってます。決してAyuだけががんばったんじゃない。みんながAyuをがんば らせてくれたんです。だからこのアルバムができたんだと思います。
プロデューサーのmax matsuuraさんからレコーディングのときにいろいろとアドヴァイスを受けたと思うんだけど。いくつか 教えてもらえるかな。
A: たまに寝てましたけどね、口開けて
(笑)。どういうことでしょうかね??? でも、いてくれるとすごく歌いやすいんですよ。もう何年も前からAyuのことを知っててくれてる人だし、A yuが歌を歌おうと思ったのも、詞を書こうと思ったのも、そして歌うことができたのも、詞を書くことができ たのも、プロデューサーであるmax matsuuraさんが、Ayuは歌えるAyuは詞が書けるおまえならできるって励ましてくれ て、Ayuはできるんだって思えたのがきっかけだし。はじめてなんです。おまえはできるって言って くれた人は。それまで(中学生や高校生のころ)はどっちかっていうと、周りの大人からおまえは何もできな いんだから、何もしなくていいって言われてたタイプでしたから。Ayuが変われたのは、励ましてくれたプ ロデューサーのおかげ。その人がレコーディングのときにいてくれると、たとえ寝てても、ひと言も発しなくて も、ちゃんとできるって思えるし、心強いんです。
信頼できる人が側にいると、実力以上のモノがだせると。選曲や曲順なんかもプロデューサーとの相談で決め たの?
A:選曲も曲順もプロデューサーと決めました。何十曲もの候補曲の中から、プロデューサーが選んできて、その中 からAyuが選んでっていう作業でした。曲順は詞の内容で決めたかったんで、ほとんどAyuにまかせてくれ ました。Ayuが生まれたころから、今現在があって未来があるっていう曲の流れになってるんです。でも、最 後に「Present」を持ってくるっていうのは、プロデューサー的には譲れなかったみたいで すよ。
INTERVIEW:Kazuki Okabe
1「Prologue」(作曲・編曲/星野靖彦)
2「A Song for ΧΧ」(作曲・編曲/星野靖彦)
アルバムをつくるときに、1番最初に制作したのがこの曲。Ayuは、いつもまず頭の中で詞を考えて、完ぺ きにでき上がってから書くんだけど、この曲は頭の中ではできてるのに、書けない。文字にするとすごくリアル になってしまって、そこまで踏み切るのにすごく時間がかかりました。
詞は、子供のころを振り返って書いたモノで、そのころAyuが抱いていた疑問や不安、感じていたことがテ ーマになっています。もう昔のことだから、隠したければ隠しておけるし、カワイらしい子供にしてあげること もできたし、もっとキレイなお話にしてあげることもできた。だけど、嘘は書きたくないし、たぶんそれをやっ てたら、このアルバムはできなかったと思う。
3「Hana」(作曲・編曲/星野靖彦)
これは家にあった花を見て書いた詞です。思ったことをただ綴ったというよりは、その花に向かって、一所懸 命、箇条書きのように質問してる状態です。Ayuは今まで、花って水をあげないと枯れてしまうし、人に助け てもらわないと生きていけない、そういう依存型なところがイヤで、キライだったんです。少しは自分の力で生 きろ、ほんと弱っちい子だなぁって思ってた。
でも、はじめはつぼみだった花が、キレイに咲いたのを見て、そのときに、花はいつか散ることを知ってる からキレイに咲けるのか?そうじゃなくて、すぐに散ることを知らないからキレイに咲いているのか?ど っちなんだろう? って考えたんです。で、Ayuは、きっと散ることを知ってるから、今キレイに咲くことができるんだろう。そ うだとしたら、きっとこの子は強いんだって。もしAyuが花だったら、1週間くらいで、真っ黒になって枯れ てしまうなんてイヤだし、きっと、どうせ
って思っちゃいますから。Ayuがキライなのを知ってても、それ でも、キレイに咲く花。そんな花を見てるときに、くだらないことで悩んでたりする自分をちっちゃく感じてき た。そんな思いが書いてあります。
4「FRIEND」(作曲/星野靖彦 編曲/本間昭光)
これは、デビュー曲「poker face」のカップリング曲です。もう、恥ずかしくて、プッ(笑)って感じです(笑)。アルバムを最初から 聴くと、この曲の声がちがうのがわかります。でも、このアルバム用に歌い直したくはなかったんです。「po ker face」よりも先にこの曲を録ったから、ほんと何もかもがはじめてだったし、ノドに血管が浮くくらいすご くがんばって歌った曲ですから。この曲を聴くたびに、そのころの自分を思い出して、懐かしさがこみ上げてき て、カワイイなぁって思いますね。
5「FRIEND II」(作曲・編曲/五十嵐充)
Every Little Thingの五十嵐さん作・編曲です。4曲目に「FRIEND」があって、次にこの「FRIEND II」。別に続編っていう訳じゃないんですけど、デビューする前につくった自分の思う「FRIEND」 という世界と、今のAyuが思う「FRIEND」はちがうと思うんです。この1年で、今まで生きてきた中で 1番多くの人たちと出会ったし、そのいろんな人たちといろんなことがあったから。だから、続編っていうより は、もう1つの「FRIEND」、「FRIEND(19歳~20歳)」って感じです(笑)。
でも、はじめはそんなつもりでつくったんじゃなくて、書いて全部できあがって聴いてみたら、すごく「FR IEND」の世界観に似てるな、きっとこれが今のAyuが書く「FRIEND」なんだろうなと思ったのがき っかけだったんですけどね。
6「poker face」(作曲/星野靖彦 編曲/本間昭光)
Debut Single '98年4月8日リリース
TBS系『CDTV』3月度オープニングテーマ
「poker face」を書いたころは、泣くのなんかいつでもできるし、みんなが泣いててもAyuは笑っててあげる とか言ってたけど、Ayuが1番泣いてたかもしれない(笑)。きっと、そのころはすごく寂しかったんだと思 う。だからこそ、強く見せようとか、強くありたいって詞にも書いてたんじゃないかなっ て。
この曲とセカンド・シングルの「YOU」を聴くと、透明なガラスを思い出します。ガラスって家の大事なと ころに使われてて、風を防いだりするし、分厚くて頑丈で、すごく守ってくれてるような感じがするんだけど、 でも、割れるときは、バリバリって音を立てて、こなごなに砕け散るじゃないですか。2曲は、そういう繊細で 、危うい強さを持ったイメージがありますね。
7「Wishing」(作曲/桑原秀明 編曲/本間昭光)
Ayuは、簡単に人と打ち解けられる方じゃないから、友達とかをつくるのがすごく苦手で、友達になるまで にも時間がかかる人なんですけど、ちょうど「YOU」を歌っているころかな? ある人と出会って、友達になって
。その子に宛てて書いた詞がこの「Wishing」です。
親友と呼べる人が、みんなにも1人はいると思う。友達がいないと生きていけないでしょ。Ayuにもいるし 、みんなにもきっといると思う。でもね、友達や親友は一生一緒に生きていくことはできない。たとえば、恋人 同士だったら、結婚して一生一緒にいることもできるかもしれないけど
。そんな友達に対して、あなたと一緒 に私が幸せになっていくんじゃなくて、あなたがあなたの1番大切な人と幸せになってくれるのを私は願ってい るし、それが私の喜びです、と綴ったのがこの作品です。
8「YOU」(作曲/星野靖彦 編曲/本間昭光)
2nd Single '98年6月10日リリース
フォーカス2ウィークレンズCMソング
テレビ東京系『ASAYAN』エンディングテーマ
デビュー曲の「poker face」と同時期に用意されていたこの曲は、Ayuにとって、自分が歌を歌うんだ、歌手になるんだと 意識させてくれた作品。「poker face」とこの「YOU」は、誰かのことを癒したいと思ってる自分がいたりしたんだけど、今思うと、その ころほんとは自分が癒されたかったのかもしれない。詞にもでてますね、そういう悩んでいる部分が。レコーデ ィングのときには、体調を崩して、ヴォーカル録りがかなり難航して大変でした。
9「As if...」(作曲/菊池一仁 編曲/本間昭光)
「Depend on you」でも作曲をしているカズ坊の曲。Ayuがまだカズ坊に出会ってないころ、Ayuは勝手に、すごい太 ってて、ヒゲがモジャモジャって生えてるオジさんなんだろうなぁって思ってた。名前とかで勝手にそういう人 だってイメージしてた(笑)。だから、詞を書いてるときも、この曲はそのヒゲがモジャモジャのオジさんが書 いたんだろうなって想像しながら書いてた。だから、実物見たときはもうヤラれたって感じ(笑)。全然イメー ジとちがうんだもん。しかも、年齢は1コ上だし
。だから、それからは、敬意を表してカズ坊って呼ばせ てもらってます(笑)。
カズ坊の曲は、アルバムでは「Depend on you」とこの「As if...」しかないんだけど、2曲ともすごく好きですね。Ayuの好き好き細胞をつっついてくるんで すよ。きっと、Ayuのツボをわかってるんでしょうね、カズ坊は。
10「POWDER SNOW」(作曲/桑原秀明 編曲/本間昭光)
これは、いわゆる世間に浸透しているAyuのイメージを壊そうと思ってつくった曲です。よく言われるんで すよ「Ayuの歌はいつも前向きで、さわやかで、元気で明るい」「応援歌やメッセージ・ソングを歌う存在だ 」って。もちろん、Ayuの歌でそうやって勇気づけられたりする人がいることはすごいうれしいし、すごいこ とだとも思うんだけど、でもAyuってそれだけじゃない。すごく落ち込むときだってあるし、ひとりで悩むこ ともある。いつも騒いでるわけじゃないし、いつもヘラヘラしている訳じゃない。
「POWDER SNOW」で、伝えたかったのは、決してポジティヴでいることがいいことで、ネガティヴになることが悪いこ とだったり、カッコ悪いことだとAyuは思ってないよってこと。ひとりで考え、悩むこともときには必要だと 思うし。
曲は静かな幕開けから、サビへ向けて、序々に盛り上がっていくドラマティックなバラードです。トラッキン グに参加するのは、このアルバムがはじめてだったんだけど、1番最後のギター・ソロは何小節にするかとか、 鐘の音を入れて下さいとお願いしたりとか最後までいろいろとアイデアや意見をだした作品です。
11「Trust」(作曲/木村貴志 編曲/木村貴志・本間昭光)
3rd Single '98年8月5日リリース
花王ソフィーナ オーブ ルージュフィーリア CMイメージソング
5月の終わりころに、ロスのホテルの部屋で詞を書いてたんだけど、ドンドン落ちていって書けなくなったか ら、プロデューサーやスタッフ、みんなを外にでようって誘って、車に乗って4時間くらい同じ場所をグル グル回ってたときに書けたのがこの「Trust」。この詞は、何にも言わないで、だまって4時間も一緒に車 に乗っててくれた、そういうスタッフたちのあったかい空気の中でだからこそ、書けたんだと思う。書くことを 辛いと感じずにすんだし。ほんとはみんな、まだかよって思ってたんだろうけど
(笑)。
それと、詞ができあがったときに、1番最後のサビで信じるという言葉を2回も使っていて、それを発見 したときにAyuは、この曲でなんか変わるんだろうな何か信じられるモノをAyuは見つけたんだな って思った。信じるという言葉を2回も使っている自分に驚いたけど、すごくうれしかったん です。
プロモーション・ビデオは、前の2作よりもストーリー性を重視した作風。それと、プロデューサーから「今 まではあまり表情がないビデオだったから、いろんな表情のAyuをだしてほしい」って要望があったんで、泣 いてたり、笑ってたり、怒ってたり
いろんな表情のAyuが見られると思います。
12「Depend on you」(作曲/菊池一仁 編曲/本間昭光・守尾崇)
5th Single '98年12月9日リリース
アトラスプレーステーション用ゲームソフト『サウザンドアームズ』テーマソング
TBS系『CDTV』12月度エンディングテーマ
「Depend on you」は、どうするの?とか気付いたの?とか、シングルでは、はじめてクエスチョンマーク(?) がつく作品です。
「poker face」や「YOU」では強く見せてる自分がいて、「Trust」は信じるという言葉を使うこと ができて、「For My Dear...」のときは歌うことの意味を考えた。そして、その次の'98年を締めくくる「Depen d on you」は? ってきたときに、Ayuはこの1年で何が1番変わったんだろう? って考えたら、それはやっぱり人を信頼できるようになれたことだと思った。で、そう考えたら、Ayuは自分 のことも信じられるようになったんだって思えた。だって、自分を信じられないと、人のことは信用できないで しょ? そうやって、自分を好きになることができて、自分を信じられるようになったんだと思ったときに、今までより も少し強くなった気がしたんです。
今のAyuなら、誰かを受け止めることができるのかな? って。受け止めるって言っても、すごく弱ってたりする人を守ってあげて、あとはAyuがやっておいてあげる から、とかそういうことじゃなくて、何かにつまずいたり、迷ったり、立ち止まったりしたときに、自分のとこ ろに来て泣くのもいいし、怒るのもいい。何をしてもいいけれど、でも最終的に答えをだすのはあなたしかいな い。でも、そのときは私は背中を押しますよっていう。「Depend on you」は、そんな強さを今のAyuは少しだけ身につけたのかな? と思って書いたんです。
13「SIGNAL」(作曲/桑原秀明 編曲/本間昭光)
「SIGNAL」は、車を運転しているときに信号待ちで信号をボォーっと見てるときに思いついた曲です。 そのままですね(笑)。
思い出っていつもキレイで、どんどん美化される。人間みんないいところだけしか思い出さないし、イヤなこ となんて都合よく忘れちゃう。それに、オジさんとかは「あのころはよかったなぁ」ってよく言うでしょ。でも 、そのころに戻ればきっとイヤなことや目をつぶりたくなることもあると思うんです。
こういう仕事をしていると、いいと言う人もいれば、すごく大きなバツをだす人もいて、自分を評価されるこ とが多い。そういう大きなバツをだす側の人間のことが、気になりだすと、Ayuもあのころはよかったな って思うこともある。でも、よく考えてみれば、イヤなこともいっぱいあったし、忘れたい過去だっていっぱい ある。だからこそ、過去でもなくて、未来でもない、今を一所懸命生きよう。この曲は、そんなAyuからのメ ッセージが込められています。
14「from your letter」(作曲・編曲/富樫明生)
Ayuは手紙が好き。書くことも好きだし、もらうのもすごく好き。人から何か口で言われても、きっと明日 になったら忘れてるんだろうなとか、今、ノリで言っただけなんだろうなとか考えちゃう。だけど手紙はちがう 。手紙をもらうと、きっと書いた人は、書いたあとには読み返したんだろうなとか、そのときに自分の意思に沿 ってないものがあったら書き直すんだろうなって思うし、だからこの手紙はきっと本当なんだなって思える。そ れに、手紙は形として残るから、ヘタなことは書けないでしょ。Ayuにとって手紙はすごく重要なモノですね 。
この曲を書こうと思った時期にも、ほんとに偶然すごくいろんな人から手紙をもらって、改めて手紙ってすご いなって思った。書き直してあったりするところを見るとちゃんと読み直すし、ここはちがったんだ、ほんとは こっちが言いたかったんだとか思ったりする。そんな手紙を読んでいるうちに、Ayuも手紙を書こうと思って できたのがこの曲。でも、私とかあなたとかっていう言葉にしちゃうとラブレター・って感じでし ょ? そういうのじゃなくて、もっとさっぱりした手紙にしたかったから、僕って言葉をはじめて使ってみました 。
15「For My Dear...」(作曲・編曲/星野靖彦)
4th Single '98年10月7日リリース
森永メレンゲショコラCMソング
この曲を書かなきゃいけない時期には、前のシングル「Trust」を、自分の想像以上にみんなが気に入っ てくれて、それにビックリしちゃって対応できなくて、素直に喜べず、恐いと思っていた自分がいました。もち ろんうれしい気持ちもあるんだけど、Ayuって何なんだろう?何でAyuは歌を歌うのか な? 昔から歌手にすごくなりたくて歌の勉強をしてきた人でもないのに
とかいろいろ悩んだりもし ました。
Ayuは小さいころからしゃべっていろいろ伝えるのが苦手で、ものすごい人見知りもする人で、すぐ真っ赤 になって下を向いちゃうような子だった。だから、いつも言いたいことが上手く言えなくて悔しい思いをしてき たし、どうやったらAyuの思ってることが人に伝わるんだろうとか、Ayuの存在を伝えるためにはどうすれ ばいいんだろうって思ってた。
そんな自分の子供のころを思い出して悩んでたときに、そうだ今のAyuは歌を見つけたんだと思った。詞を 書いて、それを歌う。そのことに出会って、言いたいことを少しずつ少しずついろんな人に伝えられるようにな ったんだって。その気持ちを書けばいい、「For My Dear...」はそう思って書いた作品です。
16「Present」(作曲・編曲/星野靖彦)
『A Song for XX』は、最初15曲入りにして、この「Present」はシークレット・トラックにしようかって話もあっ たんです。ほんとに聴きたいって思った人は、アルバムの最初から最後まで全部ちゃんと聴くから、16曲目も あるんだって発見するけど、この曲だけって人はその曲しか聴かないから、発見できない。最後まで聴いてくれ た人だけにしか発見できない曲にしようかなって思ったんだけど、それもヤラシイかなって(笑) 。
このアルバムは、Ayuが生まれたころから今現在があって未来があるっていう曲の流れになってるんですけ ど、その1番最後はどう締めくくろうかと思ったときに、浮かんだのはプロデューサーやスタッフの顔だったん です。その人たちがいたから、みんなの愛があったからここまでこれたんだ、アルバムがだせたんだって。だか らそれに応えたい、Ayuのことを支えてくれるみんなに感謝の気持ちを込めて詞を書きたいと思って書いたの が、この「Present」です。
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[Edited by AHS Staff]
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