Ayumi Hamasaki Sekai - View Single Post - avex beatfreak magazine
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Old 9th September 2004, 11:36 AM
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I am..., beatfreak Volume 168 - January 2002

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浜崎あゆみ4枚目のオリジナル・アルバム『I am...』が1月1日にリリースされる。
本作は「M」、「Dearest」などのヒット・シングルを収録しているのはもちろん、システムFのトラン ス・ナンバー「Connected」や小室哲哉が作曲をした「a song is born」(シングルはKEIKOとのデュエットだったが本作には浜崎あゆみヴァージョン「A Song is born」を収録)など幅広いジャンルの音楽に挑戦! 2001年の彼女の活動の歴史が刻まれているとともに2002年の方向性を示唆した1枚に仕上がってい る。


 まずは、アルバム『I am...』に込めたテーマから聞かせてもらえる?
浜崎あゆみ(以下Aと省略):アルバムをつくる時はいつもテーマがあってからつくるんだけど、今回は今までにないぐら い制作期間(時間)がなかったコトもあって、テーマから入らずに、自分のつくりたい音=表現したい音を、と にかく形にする作業から入って…。だから今回のアルバムに関しては“こういうアルバムにしよう!”みたいな 始まり方ではなかった。でもね、途中で全然統一感がないことに気が付いてスゴク焦ってさ(苦笑 )。

 で、最終的にはどうやって自分の中でひとつのモノにまとめたの?
A:このアルバムの中で一番最後につくった「Naturally」の最後のサビの部分に♪自由と孤独わけ合って ♪という部分があるんだけど、ayuは“アルバムをつくるにあたって、きっとそういうモノがずっとベースに あったんだな”と気付いたんだよね。今まではさ、自分の中、ayuって人の中には、そういうモノをわけ合お うとすることはなかったし…。同じように感じるコトはできるけど、でもちがう人間なわけだから最終的には“ わかり合えないんじゃないか”、結局 “人はひとりぼっちだ”みたいなところがあるじゃんayuって。

 あるある! って言っていいのかな?(笑)
A:“求めながらも諦めてた”部分が心のどこかにあったんだけど、その「Naturally」の詞を書いた時に 、私は諦めなくなったんだなって気付いた。今まではさ“わかる人にだけわかればいい”みたいな感じだったの が、“伝えても伝わらないなら伝わるまで叫ぶ”みたいな感じに変わったんだよね。

 続いて、今回のアルバムのタイトルを『I am...』にした理由を聞かせてもらえる?
A:全体を通して“ありのままの自分をぶつけた”という気持ちがあったから『I am...』っていうのも、もちろんあるんだけど、でもそれだけじゃない。「Daybreak」の中に♪こ んな時代のせいにして顔を失くしたまま♪という部分があるんだけど、ayuは今は“顔のない人(=無個性= 同じような人)”がスゴク多い時代だなと思うんだよね。でも、それってスゴク悲しいコトじゃな い。

 うん、そうだね!
A:そんなコトを思いながら、番長(ayuのネイルを手がけている人=三浦加納子さんのアダ名)がネイルの本を 12月に出したんだけど、その帯に載せるayuからのメッセージを考えてた時に、番長がつくった作品=ネイ ルには番長の“顔”が残ってると思ったんだよね。例えば、雑誌にネイルの特集があって、爪の写真が100個 くらい並んでいるとするでしょ? でも、その1つを番長がつくっていたとしたら、“その作品が持っている番長の顔”を見つけられる自信がある し…。

 簡単に言うと“顔”=“個性”になるのかな。でもさ、作品の中に自分の“顔”を残すっていうのは口で言う よりはるかに難しいよね。
A:うん、そうだね! でね、今度は自分を省みて、私の作品はどんな“顔”を残してるんだろう? って思った。ラジオや有線なんかでいろんなアーティストの曲がランダムで流れるじゃない? それがもし全て同じような声の処理をされたとしたら、それでも聴いた人が“この曲はayuのだ”ってわかる ぐらい私は“顔”を残してるかな? って。そしたら、今度は“私は誰だろう? ”って考え始めて、で次に“周りの人たちは誰なんだろう? ”って…。簡単に言うと、『I am...』の“...”の部分をスゴク聞きたい。“あなたは●●さんですよね?で、誰なんですか?”って いう“...”の部分を。聞かれた人はきっと自分自身で“I am 何だろう?”って考えるだろうし。『I am...』にしたのはそういう理由からなんだよね。

 その人個人の名前や上っ面なんかじゃなく、その中身っていうか存在みたいなモノを問うって感 じなのかな?
A:うん。“シンプルで基本的なんだけど、でも実はスゴク大切な事”だとayuは思うしね。 ところで、今回の 『I am...』は4枚目のオリジナル・アルバムになるわけじゃないですか。で、アルバム4枚を分析&比較して みたんだ。まず、1枚目の『A Song for ××』は“自分はこう伝えたい!”っていう自分発のエネルギーが込められたayuのスタート地点だと思うん だよね。

 ところで、今回の『I am...』は4枚目のオリジナル・アルバムになるわけじゃないですか。で、アルバム4枚を分析&比較して みたんだ。まず、1枚目の『A Song for ××』は“自分はこう伝えたい!”っていう自分発のエネルギーが込められたayuのスタート地点だと思うん だよね。
A:うん。私ってこうなんですみたいなね。

 で、2枚目の『LOVEppears』は周り(世間)を見始めたayuがいて、今、自分が置かれてる立場 から見た周りを書いたんじゃないかって。3枚目の『Duty』は周りから見たayuだと思ったんだよ。で、 じゃあ4枚目の『I am...』は何なんだろう? って思った時に…やっぱりayuの原点=自分発のエネルギーなのかなって気がしたんだよね。
A:なるほど…深いねえ。うん! そうかもしれない。

 そう言ってもらえるとうれしいよ。でさ、今回のレコーディング時に何度かスタジオを訪れたけど、その時は ちょうど難航している感じだったよね。
A:うん。1番大変なタイミングだったかも。詞が書けなくてさ(苦笑)。でもね、生みの苦しみみたいなのは常に 伴うし、もちろんこのアルバムをつくる時にもあったんだけど、でも今回は孤独じゃなかった。今までに比べる と断然! 今まではさ“作品をつくる”=“私1人で自分と向き合って”みたいな、“スゴク孤独で地味な作業”だったん だけど、今回はそういう“陰に陰に”みたいなのがあんまりなかったし。だからスゴク楽しかったんだよね。な んか自分自身全然ピリピリしなかったしね。いい意味で肩の力が抜けたラフな感じだったと思う。

 最後に今回のジャケットのイメージに関して聞きたいんだけど…。
A:アルバムのジャケットはタイトルが『I am...』だし、最初からあまり飾り立てるイメージはないなって思ってたんだよね。で、いろいろ考えたん だけど、今回は余計なモノは入れない方がいいなって思って…。で、“ナチュラル”な感じにした んだよね。

 イメージ的には、天地創造の時代=地球が生まれたばかりの頃、その頃は何もなかったけど、でも何もなかっ たからこそ自然も守られてたし平和だった…。ayuの言葉=ナチュラルを説明するとそういう感じになるのか な?
A:そうだね!

INTERVIEW:Kazuki Okabe



★Profile
'78年10月2日生まれ。血液型A型。出身地・福岡県。
'98年4月8日「poker face」でデビュー。以来、24枚のシングル、3枚のアルバム、7枚のリミックス・アルバム、1枚のベス ト・アルバムをリリース。
他にユーロビート、トランスでのリミックス・アルバムもあり。







01「I am...」(作曲/CREA、編曲/Tadashi Kikuchi+tasuku)
 アルバムのタイトルにもなっている「I am...」。“私は私。そして他の誰でもない…”という意味を込めてつくったこの曲は、今回のアルバム曲 の中で一番初めにできた作品。ayuという存在の中の“核”になっているモノ。それは、“ずっと変わらない 自分の一番尖ってる部分”と“(でも同時にそれは)欠落してる部分”でもあるという心の叫びを書いた曲。こ れは、ずっと変わらないと思うし、変わらずにあり続けるとも思う。でも、そういう部分をなくして“丸く”な りたいとは思わないんだよね。

02「opening Run」(作曲・編曲/CMJK)

03「Connected」(作曲・編曲/Ferry Corsten)
 最初にこの曲を聴いた時、トランスだし、シンセがバリバリな感じで、ayuとの融合は無理だろうなと思っ たんだよね。私は上手に英語を使っていける人じゃないし、きっとそういうayuじゃない誰か別の人の方がト ランスっていうジャンルには合うんじゃないか? とも思ったし…。でも、フェリー(=システムF)から“どうしても書いてほしい!”って強いアプローチがあ って。で、“どうしようかな?”って考えて、この曲には、外に対してメッセージを発信したり、仕事的な感覚 で“詞”を書くんじゃなくて、なんかもっと楽に“友達に手紙を書くみたいな気持ち”のモノがいいなと思った んだよね。
 で、フェリーに手紙を書くコトになったんだけど、“ayuらしいアプローチ”をいろいろ考えて、“言葉遊 び”と言うか“日本語の遊び”がいいかなと。 “見つけて(ミツケテ)”“見つめて(ミツメテ)”“見定めて(ミサダメテ)”とか似たような言葉が続いて て“類義語辞典”を開いたみたいでしょ。でもね、これが思った以上に大変で…(苦笑)。まず、同じような響 きの言葉をいっぱい出して、で、その選出した言葉をちゃんと意味が通じる順番に並べなきゃなら ないしね。
 きっと、フェリーはヴォーカルの入った状態の曲を聴いて、ayuが繰り返し同じ事を言ってるように聞こえ ると思う。で、その言葉について“これは何て言ってるの?”って聞くと思うんだよね。日本語のわかるスタッ フに。それがサビの部分♪そう僕達はあらゆる全ての場所で繋がってるから、この言葉について考える君とだっ てもうすでに♪に書いたコト。“これは何だろう?”って言葉の意味をわかろうとした時点で、遠く離れた日本 にいるayuともつながってるんだよ! っていうね。
 あと、ヴォーカルは“入れます!”みたいな気負った感じじゃなくて、鳴ってるシンセの中の1個の音みたい な感じで無機質なモノになればいいと思ったから、あえて無表情に歌ったつもり。そこに感情があると曲とぶつ かっちゃうと思ったし…。この曲を聴いた人が自然に気持ちよく踊れるように! システムFのトランス・ワールドに入れればいいなと思います。

04「UNITE!」(作曲/CREA、編曲/HΛL)

05「evolution」(作曲/CREA、編曲/HΛL)

06「Naturally」(作曲/CREA、編曲/CMJK)
 これは、20分ぐらいかな? そのくらいで書けた曲。厳密に言うと、頭の中の段階では、かなり長い期間考えてて、でも書き出したら思いの 外スラスラと書けた。作業的には、まずCMサイズ(30秒程度のサビの部分)をつくって、そこから全体を組 み上げていったんだけど、CMサイズをつくってから全体をつくるまで(アルバム制作期間まで)スゴク間があ ったから、そういう意味では完成するまでの時間が、ほかのどの曲よりも一番かかってる作品。

07「NEVER EVER」(作曲/CREA、編曲/CHOKKAKU)

08「still alone」(作曲/CREA、編曲/CMJK)
 この曲は「Naturally」とは逆のパターンで、書きたいコトが自分の中にスゴク明確にあったんだけ ど、オケ(メロディーなどのサウンド部分)がなかなか上手くいかなくて手こずった作品。ayuは、女の人じ ゃなくて女の子をテーマにした“かわいらしい曲”にしたかったんだけど、でもその微妙なニュアンスをアレン ジをしてくれたCMJKさんに伝えるのが難しくて…。“かわいい”の基準は人それぞれ微妙にちがうからね( 苦笑)。言われたCMJKさんもとまどったと思う。ayuも“かわいい感じで”みたいに抽象的にしか説明で きなかったし。それで、何度かやり直しをして…。で、最終的には初めの頃とは全然ちがう曲になった。初めは ね、もっとイカツイ曲だったんだよね(笑)。インタビューで“最後にできたのは「Naturally」”っ て答えたけど、この曲もほぼ同じ時期まで、〆切直前のギリギリの段階までやり直したりしてた。スタッフは“ もう間に合わない”って焦ってたみたい。

09「Daybreak」(作曲/CREA + D・A・I + junichi matsuda、編曲/tasuku)
 「Daybreak」は、照れくさくなるくらい、スゴク熱いっていうか、爽やかっていうか…聴いてるこっ ちが恥ずかしくなるぐらいの純粋さを曲が持っているから、ayuも照れずに直球勝負! で、“お前それ恥ずかしいよ!”って言うような、“照れくさい言葉でも全然言っちゃおう!”みたいな感じで 書いたんだよね。この曲はスゴク早く書けたよ。今までのayuだったら…きっとあえて落とした(そらした) 感じの詞を書いたりしてたと思うな。だって、“直球とみせかけて、でも直球じゃない”方が ayuらしいって言われるコト多いしさ。

10「taskinlude」(作曲・編曲/tasuku)

11「M」(作曲/CREA、編曲/HΛL)

12「A Song is born」(作曲・編曲/Tetsuya Komuro)
 この曲の詞はツアーがベースになってる。いつもツアーはその後にリリースするアルバムにいい影響を与えて くれて、今回もそこで得たモノを何かひとつでも音にしよう、形に残そうと思ってた。そんな時、たまたま小室 さん側から楽曲提供のオファーがあって…。で、小室さんから“どうしてこの曲をやりたいのか?”っていう気 持ちを聞いて、“自分がツアーの時に感じたコトと同じだな”、“じゃあ、この曲にはその気持ちを反映させて みよう”って。ayuは小室さんの曲を歌うのは初めてなんだけど、小室さんから曲をもらった時は“さすがだ な”って感じると同時に、改めて“小室哲哉”っていう“名前”を背負って生きてるんだなって思 った。
 ちなみに、シングルでリリースしたモノとアルバムに収録したのでタイトル表記を変えたのは(12月12日 にリリースしたシングルは「a song is born」と全て小文字)、KEIKOさんと2人で歌ったのとayuが1人で歌ったのを区別するためにそう しました。  

13「Dearest」(作曲/CREA + D・A・I 、編曲/Naoto Suzuki)

14「no more words」(作曲/CREA + D・A・I 、編曲/Naoto Suzuki , tasuku)
 曲をつくっている段階から、アルバムの最後の方に入れたいって思ってた「no more words」。詞は結構きつい内容なんだけど、“でもそんなのみんなわかってるし、もういいよね? だって、それでも生きてくしかないし、それでもみんな前へと進んでるんだから…”みたいな人間の“悲哀”っ ていうのかな? そういう部分を伝えたかった。何があってもどんなに辛くても、強く生きていかなければならないとayuは思 うしね。このアルバムつくってた時に“もうダメだ。ムリだ”って何度も思ったけど、それでも頑張ってつくっ たし、その結果何とかできたしさ…(苦笑)。
 実はこの曲は、それまでできてた詞を1度ボツにして、新たに詞を書き直した曲なんだよね。その理由は、こ の曲の最後の方に“今はこれ以上話すのはやめとくよ”って部分があるんだけど、なんかね本当にそう思ったん だ。アルバム全体を通して、「I am...」~「no more words」にまで一連の流れで、私は十分言えたし、伝えられた。すごく満足なくらいに…。だから、ここで 、またひと言でも何かを伝えようとして、説明するためだけに言葉を補うと、逆に全てがわかりにくくなる気も したし…。私も言うコトないし、きっとみんなももうこれ以上答えを求めたりしないだろうと思ったしさ。だか ら“今はこれ以上話すのはやめとくよ”って書いた。ちなみにタイトル「no more words」の意味は…もうこれ以上話さなくてもわかってるよね。

15「Endless sorrow ~gone with the wind ver.~」
(作曲/CREA、編曲/CMJK)
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