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SPACESHOWER TV airing ayumi hamasaki COMPLETE WORKS 1 + 2

浜崎あゆみ COMPLETE WORKS pt1
 日本のポピュラー音楽史の年表を作るなら、1998年の項には浜崎あゆみと宇多田ヒカルがデビューした年 、という1行が書き込まれることになるだろう。音楽界において、ふたりは同期生なのだ。が、そのことが人々 に意識されるのはかなり後になってからのことである。98年にはMISIAが「包み込むように…」を大ヒッ トさせたのに始まるJ-R&Bブームがあり、その年の終わりにデビューした宇多田はこの文脈が語られることが多く、一方浜崎の存在 は、エイベックスからのデビューだったせいか、相変わらず猛威をふるっていたTKプロデュース作品の脈絡に おかれていた。つまり、歴史的事実が目の前に現出したときに人はしばしば正確にその意味を捉えることができ ないものだが、この場合もその例のご多聞にもれず、後にライバルと目される二人のデビューを並べて意識する 人はほとんどいなかったということである。そして、宇多田ヒカルがデビュー曲「automatic」から天 才シンガーソングライターとしてヒットを飛ばしていったのとは対照的に、浜崎あゆみはたとえば“鈴木あみと シングル同日発売で対決”といった話題がマスコミをにぎわせたようにいわゆるアイドルのフィールドから知名 度を上げていった。ただし、彼女に最初に贈られた称号が「女子高生のカリスマ」であったことは象徴的で、ア イドルとは言っても彼女は決して男性の愛玩や性欲の対象ではなく、同性が求める理想を具現化するロール・モ デルなのだ。

 ところで、当時の女性が求める理想のロール・モデルとはいかなるものなのか? そこで、彼女と同時期にメ ガセールスを記録した、同世代/同性のアーティスト、宇多田の存在を考えあわせてみるべきだろう。冒頭に書 いた通り、最初は畑違いと思われていたこのふたりの同期生が並べて論じられるようになるのは、CD不況の時 代にこのふたりだけが突出したCDセールスを記録したからだ。つまり、彼女と並べる理由は、「たくさんCD を売った」という1点においてである。が、ちょっと冷静になって考えてみれば、全然CDが売れなかった時期 にそれぞれ400万枚以上売れたということは、その400万枚のかなりの割合の購入者は重なっているのでは ないか?という可能性に思い至るはずだ。“そんなはずないよ。浜崎と宇多田じゃ、全然違うじゃん!”と言わ れるかもしれない。でも、本当に“全然違う”だろうか?

  ここで、見逃せないのは、彼女たちがメガセールスを記録した時代にはCD業界だけでなく、日本全体が不景気 だったという事実だ。ということは、世の男性陣は大いに甲斐性をなくし、疲れ果て、夢など語る気にさえなれ ないような時代だったということである。そういう時代には、「頼りがいのある、強い女性」が人気を得るのが 社会学的常識で、ちなみに景気が良くなると「アクセサリー的に美しい、庇護欲をそそる女性」を男性は求める ということになっている。だから、「いまオンな女性アーティストは大塚愛や倖田來未だ」という説は、98、 99年当時よりも東証の平均株価が4000円くらい高い現在の景気状況を考えれば、正しいということになる のかもしれない。それはともかく、「頼りがいのある、強い女性」が求められる時代に、アーティストとしての 揺るぎない才能、加えてコロンビア大学進学などからも伝わる秀才ぶりによって宇多田はその存在感をアピール したわけだが、浜崎は確かな質を圧倒的な量で裏打ちして提供していく、というなんとも努力型の、いわば正攻 法で世間の支持を取り付けたのだ。かつてのライバル物語に照らし合わせれば、自らの情念に殉じた高い作品性 で絶対的な存在となった中島みゆきが宇多田、音楽制作はもちろんツアー展開やビジュアル・ワークなどあらゆ るアウトプットに全力を注ぐ根性の人、ユーミンの系譜を引き継ぐのが浜崎である。そして、その健気さが、世 の中全体が疲弊していた当時、そうした時代の気分に最も敏感な女子高生たちに、とにもかくにも未来を信じさ せたのだ。

 日本のポピュラー音楽史年表の欄外に、音楽界以外の出来事を書くスペースあれば、浜崎あゆみがデビューし た98年には、「サッカー日本代表、初のワールドカップ出場を果たす」という1行が当然あるだろう。そして 、彼女の5枚目のアルバム『RAINBOW』がリリースされた2002年には、「日韓共催ワールドカップ行 われる」と入るはずである。サッカー日本代表が3戦全敗から2勝1分けで決勝リーグ進出を果たすまでの4年 間はそのまま、浜崎がシーンの頂上に駆け上って頂きを極めた4年間だった。2006年、サッカー日本代表は アウェイの地で再び決勝リーグ進出に挑む。果たして、現在の浜崎は何に挑んでいるだろうか?

Text by 兼田達矢

http://www.spaceshowertv.com/vmc/pro...on/f_06_1.html

Part 1:
■ 「poker face」 浜崎あゆみ
■ 「YOU」 浜崎あゆみ
■ 「Trust」 浜崎あゆみ
■ 「For My Dear…」 浜崎あゆみ
■ 「Depend on you」 浜崎あゆみ
■ 「WHATEVER」 浜崎あゆみ
■ 「LOVE~Destiny~」 浜崎あゆみ
■ 「TO BE」 浜崎あゆみ
■ 「Boys & Girls」 浜崎あゆみ
■ 「appears」 浜崎あゆみ
■ 「kanariya」 浜崎あゆみ
■ 「Fly high」 浜崎あゆみ
■ 「vogue」 浜崎あゆみ
■ 「Far away」 浜崎あゆみ
■ 「SEASONS」 浜崎あゆみ
■ 「SURREAL」 浜崎あゆみ
■ 「evolution」 浜崎あゆみ
■ 「M」 浜崎あゆみ
■ 「Endless sorrow」 浜崎あゆみ
■ 「Dearest」 浜崎あゆみ
■ 「M -Above & Beyond remix-」 浜崎あゆみ
■ 「Daybreak」 浜崎あゆみ
■ 「Free & Easy」 浜崎あゆみ
■ 「Connected」 浜崎あゆみ
■ 「Voyage」 浜崎あゆみ

浜崎あゆみ COMPLETE WORKS pt2

 孤高のマッチョテイスト
~というか、浜崎あゆみのASR論について~

経済用語に「CSR(Corporate Social Responsibility)」というのがあって。日本語に訳すと「企業の社会的責任」、みたいな意味に なるんですけど。要するに、ただ儲けているだけじゃなく、たとえばエコロジーであったり、文化事業であった りなど、社会に対しナニガシかの貢献を果たしているかどうか。それを、これからは企業の評価基準に加えてい きましょうよ、とか。まぁ、そんな感じ。

で。いったい、なんの話をしているのかといえば、最近のいわゆるJPOP系ミュージシャンに関しても、この CSR的な観点から評価していく必要が出てきてるんじゃないかな、ってさ。つまりは、ASR(Artist 's Social Responsibility)。というのも。そんなのJPOP好きな皆さんなら、とっくに気がついている コトだとは思うんですが。どいつもこいつも、当節はあまりにも、このASRに対し無自覚というか。あからさ まに言えば、リスナーを甘やかしすぎなんだよ。

「夢はきっと叶う」。「みんないつでも仲間だよ」。「ひとやすみしようよ」。「なんでも“愛”で解決するぜ 」……とかとか。耳心地のよい、甘い甘いキーワードのオンパレード。確かに、老いも若きも、そんな言葉で慰 めてほしくなるような世の中なのかもしれません。でもしかし。だからって、みんなが欲しがるモノだけ与えと きゃいいっていう、誤ったサービス精神とは、果たしていかがなものであるのか。正直、それは“売れるから売 る”式の商売主義でしかないわけで。それを“共感”なんていう、マヤカシめいた語句に置き換えているだけで 。

仮にも音楽や歌詞を通じ、人々になんらかの影響を与えている以上は、やはりその社会的な責任を果たさねば、 いかんのじゃないかね。特に、ヒトカドの地位を得ているミュージシャンであればさ。

というわけで、話はようやく最近の浜崎あゆみに向かっていきます。

98年の「porker face」以降、ミュージシャンとしてのキャリアでは、すでに10年に手が届こうという、浜崎あゆみなのだ が。ここ数年の楽曲をみて、特筆すべきなのが、彼女の独特なASR観の成長だと思うんです。

顕著な点から指摘すれば、その“厳しさ”ね。

「選択肢はふたつのみで/立ち止まるか突き進むか」(Bold&Delicious)

みたいな。実際のところ、男女含め昨今のミュージシャン連で、ここまで明確な“指示”を出している人は、ほ とんどいないわけですよ。口を揃えて「頑張ろう」、「夢は叶う」とは言っても、どうして頑張るのか、どうや って夢を叶えるのか、については言及してくれない。そして。それは即ち、今時のリスナーの「励まされたいけ ど動きたくはない」、というモラトリアム需要の成果でもあるわけで。売り物として考えれば、上記の歌詞に見 られるような“厳しさ”は、敬遠されてしかるべき。なんですが。

浜崎あゆみは、そこで敢えて甘やかしを避けるんだ。むしろ、かなりの厳しさをもって、リスナーを追い詰めち ゃう。

「君はもう知っている/美しいことだけでは、美しいものは手に出来ない」(Beautiful Day)
「信じるって決めたんなら/理想と違う答えも/受け止める事」(Startin')

文字だけ見たら、すでにただのお説教だよ、こんなの。でも、それでも歌うんだ。何故なら、それが10年近く にわたり、たくさんの人々を先導してきた、浜崎あゆみという、ヒトカドの地位を得たミュージシャンの社会的 責任だから。

もちろん、本人の性格に由来するものでもあるんでしょう。すごく厳しい人に見えるしね。しかし、それ以上に 、この10年近くの間に、自分が得た物に対する自負、というのも相当にあるんじゃないかな。

「私に響かせて、ここにいるんだって/私を動かして、あなたの全てで」(Bold&Delic ious)

と歌うときの「私」ってのは、明らかに浜崎あゆみ個人を示しているわけで。要するに「(ここまでの領域に到 達した)私についてこい!!」という、自負をともなった扇動。やればできる、という実例の提示。つまりこれ が、ありがちな“等身大”の視点でのメッセージングを行う、その他大勢のミュージシャンとは一味違う、浜崎 あゆみ独特のASR観を醸しているのでは、と。

まとめるならば、マッチョテイストな精神論をベースとした、成功のショーケース。みたいな。

「マッチョ」という言葉を敢えて使ったとおり、従来ならばこうした扇動は、社会の中心を構成していた男性が 行うべきものだったんですがね。かつての永ちゃんしかり、ナガブチしかり、で。それを現在では、浜崎あゆみ が担っている、というが担わざるを得なくなっている、という点の興味深さ。

大胆に予測させていただくなら、かかる浜崎あゆみの「マッチョ化」は、今後より顕著になっていくでしょうね 。すでに、「女性の時代」もネクストステージを迎え、気がつけば、世の女性ミュージシャンのトレンドが、よ りスマートに男性を使役するための、“女ウリ”になってしまった今日この頃。浜崎あゆみだけは、孤高の「マ ッチョテイスト」を保っていて欲しいな、という願いでもあるのですが。

Text by 石井敏郎

http://www.spaceshowertv.com/vmc/pro...on/f_06_2.html

Part 2:
■ 「Real me」 浜崎あゆみ
■ 「RAINBOW」 浜崎あゆみ
■ 「「&」ourselves」 浜崎あゆみ
■ 「forgiveness」 浜崎あゆみ
■ 「No way to say」 浜崎あゆみ
■ 「Because of You」 浜崎あゆみ
■ 「ANGEL'S SONG」 浜崎あゆみ
■ 「Moments」 浜崎あゆみ
■ 「INSPIRE」 浜崎あゆみ
■ 「GAME」 浜崎あゆみ
■ 「CAROLS」 浜崎あゆみ
■ 「About You」 浜崎あゆみ
■ 「Humming7/4」 浜崎あゆみ
■ 「is this LOVE」 浜崎あゆみ
■ 「Walking proud」 浜崎あゆみ
■ 「STEP you」 浜崎あゆみ
■ 「fairyland」 浜崎あゆみ
■ 「HEAVEN」 浜崎あゆみ
■ 「Bold & Delicious」 浜崎あゆみ
■ 「Pride」 浜崎あゆみ
■ 「Ladies Night」 浜崎あゆみ
■ 「Startin'」 浜崎あゆみ
■ 「Born To Be...」 浜崎あゆみ

Ooo. They excluded some PVs. :p

Darn. :p

I guess they're gonna show PVs for like 2 hours or so on the 27th[..today...or yesterday.. xD] and will stop on June 4th..
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